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ガイド

モバイルアプリKPI — 本当に重要な指標(ベンチマーク付き)

多くのチームは何十もの指標を追跡しながら、実際には何も行動しない。これは成長ループ(獲得・リテンション・エンゲージメント・マネタイゼーション)にマッピングされた、集約されたモバイルアプリKPIのセットだ。各指標には実際のカタログ中央値が添えられており、自社の数値が良好かどうかを判断できる。

このページ内
  1. ノーススター指標から始める
  2. 獲得KPI
  3. アクティベーション&リテンションKPI
  4. エンゲージメントKPI
  5. マネタイゼーションKPI
  6. すべてをつなぐ一つの比率
  7. ベンチマーク一覧
  8. バニティ指標 vs アクショナブル指標

ほとんどのアプリチームは、測定の問題とは逆の状況に陥っている。追跡しすぎて、行動が少なすぎるのだ。解決策はダッシュボードを増やすことではなく、成長ループにマッピングされた集中したKPIのセットを持ち、それぞれを実際のベンチマークと照らし合わせて判断することだ。このガイドはそのセットであり、ループ上の位置でグループ化され、カタログ中央値付きで、自社の数値が良好かどうかを判断できる。

ノーススター指標から始める

KPIツリーの上位に位置する一つの数値、それがノーススター指標だ。プロダクトが提供する価値を最もよく捉える単一の指標(DAU、ワークアウト記録数、トラック再生数)である。その下にあるものはすべて支持する入力値だ。最初にこれを選んでおくと、下記の指標の中でどれを最も強く最適化するかが決まる。

獲得KPI

ユーザーを効率的に獲得できているか。

アクティベーション&リテンションKPI

獲得したユーザーが継続利用するか。これはあらゆるものが乗算される土台だ。

  • アクティベーション率 — 新規ユーザーのうち、セッション1でコアバリューマイルストーンに到達した割合。
  • Nday リテンション — カタログ中央値: D1 27.3%、D7 9.2%、D30 3.9%。上位10%はD30 約10.9%に達する。
  • チャーン — その逆。D30エンゲージメントチャーンの中央値は96.1%。(リテンションプレイブックを参照。)

エンゲージメントKPI

アクティブユーザーがどれほど深く、頻繁にプロダクトを使っているか。リテンションの先行指標。

マネタイゼーションKPI

継続利用するユーザーからどれほど価値を獲得しているか。

  • 課金転換率 — ほとんどのコンシューマーアプリでは転換率は低一桁台。計画の基準としてブレンドで約6%を使う。
  • ARPU — カタログ中央値 $0.15(30日)、上位10%は $4.64。
  • ARPPU課金ユーザーあたり収益。中央値モデルは $1.88/月。
  • ARPDAU — 中央値 約 $0.01 IAP(広告収益を除く)。
  • LTV — リテンションカーブ上でのARPDAUの積分。(マネタイゼーションプレイブックを参照。)

すべてをつなぐ一つの比率

LTV ÷ CAC。このひとつの比率が上記のすべてのグループをつなぐ。リテンションとマネタイゼーションがLTVを構築し、獲得がCACを消費する。比率3以上が健全でスケーラブルなビジネスの目安だ。ほとんどのKPI活動は、結局のところこの単一の比率を動かすためにある。

ベンチマーク一覧

KPIカタログ中央値強い(上位10%)
D1 / D7 / D30 リテンション27.3% / 9.2% / 3.9%約10.9% D30
DAU/MAU stickiness14.1%31%
セッション数 / ユーザー / 日2.945.28
ARPU(30日)$0.15$4.64
ARPDAU(IAP)$0.01$0.04
オーガニックインストール比率61.6%77%

バニティ指標 vs アクショナブル指標

ダッシュボードに載せる価値のある指標は、それが動いたときに取るべき行動が変わるものだけだ。累積ダウンロード数と総登録ユーザー数は常に上昇し続けるが、何も示唆しない。コホート別リテンション、トライアルから有料への転換率、stickiness、viral coefficientは、特定のレバーと連動して動き、どれが機能したかを教えてくれる。運用数合計ではなく、率とコホートを追跡すること。そしてチームが実際にすべての指標に対してアクションを取れるよう、数は絞ること。

重要用語

このガイドで使う概念。

FAQ

よくある質問。

どのアプリKPIが最も重要か?
数えやすい指標ではなく、成長ループに紐づいた指標だ。最低限、獲得指標(CPI、またはLTVに対して測定したCAC)、コホート別リテンション(D1/D7/D30)、エンゲージメントのサマリー(DAU/MAU stickiness)、マネタイゼーション指標(ARPUまたはLTV)の4つを追跡すること。ダウンロード数やトータルユーザー数は気分が良くなるだけで、ほぼ何も教えてくれない。プロダクトが実際に機能しているかどうかを教えてくれるのは、率とコホートだ。
ノーススター指標とは何か?
プロダクトが提供する価値を最もよく捉える1つの指標だ。ソーシャルアプリならDAU、音楽アプリならトラック再生数、フィットネスアプリならワークアウト記録数がそれにあたる。チームを一つの数値に集中させる役割を持ち、この指標が正しい形で伸びることで、ユーザーがより多くの価値を得ていることを意味する。ノーススター指標はKPIツリーと並列ではなく、その上位に位置する。
LTV対CACの良い比率とは?
3対1が健全なユニットエコノミクスの標準的な目安だ。獲得コスト1ドルに対してLTVが3ドルを返す計算になる。2を下回ると、プラットフォーム手数料とオーバーヘッドを引いた後は損失になるケースが多い。5を超えると成長への投資が不足しており、さらに収益的に獲得できる余地があるかもしれない。LTVの測定基準とCACの測定基準を揃えること。ブレンドならブレンド同士、有料なら有料同士で比較する。
バニティ指標とアクショナブル指標の違いは何か?
バニティ指標は右肩上がりに見えるが、打つべき手が何も変わらない指標だ。例えば累積ダウンロード数や総登録ユーザー数がそれにあたる。アクショナブル指標は、変化したときに特定のレバーが効いたことを教えてくれる率またはコホートだ。例えば特定コホートのD7リテンション、トライアルから有料への転換率、DAU/MAU stickiness。意思決定を変えてくれる指標だけを追跡する。
チームが追跡すべきKPIの数は?
実際にアクションできる数だけだ。集中したダッシュボードは、ノーススター指標ひとつと、獲得・リテンション・エンゲージメント・マネタイゼーション全体にわたる少数の支持指標で構成される。長い指標リストは測定の幻想をつくるだけで注意を分散させる。今四半期にチームが実際に動かせる5〜6個の数値を選ぶという規律が大切だ。

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